文章構成の考察

プロのライターは文章を書く前にすることがいくつかあります。以前書いた記事「文章が書けない人は必見!プロが執筆前に必ずすること」では、執筆前の準備として、記事の材料集めと記事で伝えたいことを絞る必要性を説明しました。今回は、文章を書く準備が整ったうえで、どのように文章を構成していけばよいか考えていきましょう。

文章を構成し読み手の求める内容を伝えること

文章構成とは、一般に5W1Hや起承転結、序論/本論/結論などの型を指します。しかし、その「型」を意識する間前提として、読み手に伝えたい内容をいかに伝わりやすく、ストーリーを組み立てるかということを忘れてはいけません。

文章構成を事前に考えずに記事を書き始めると、文章で伝えたいことが発散し、論理的でなく読みづらくなったり、関係ないことを書いてしまいます。以下で、内容面や切り口における構成の問題点を見直すチェックポイントを紹介していきます。

 

文章を見直すチェックポイント

文章を見直すには、下記の12のチェクポイントを押さえておきましょう。一つでも当てはまっている場合、そのストーリーは読み手にとって役に立つ記事ではない可能性が高いです。

  1. テーマを正しく捉えているか
  2. 些細なことにこだわっていないか
  3. 自己満足になっていないか
  4. 感情論になっていないか
  5. 推測で物を述べていないか
  6. 稚拙なことを述べていないか
  7. ステレオタイプな内容を述べていないか
  8. 他人の考えの受け入りになっていないか
  9. 結論が一般論になっていないか
  10. 疑問だけで終わっていないか
  11. 問題が発見できているか
  12. 問題解決のための方法が述べられているか

一つずつ説明してまいります。

テーマを正しく捉えているか

書きたいことがたくさんある方にありがちなケースです。思いのままに書いていたら、求められていたテーマとは異なるテーマが主旨の記事になっていないか確認しましょう。

 

些細なことにこだわっていないか

読み手にとっては、あまり興味がない内容を深掘りしていないでしょうか?些細なことにこだわってしまい、記事の主題を外していないかチェックしてみてください。

 

自己満足になっていないか

書いている間に楽しくなってきてしまい、主観に満ちた内容になっていないでしょうか。想定読者、読後の導線をイメージしながら、記事の目的を達成できるかどうかの視点を持ちましょう。

 

感情論になっていないか

自己満足と同様、思い入れが強過ぎて論理性のない感情だけが全面に出た記事になっていないでしょうか。論理の飛躍がないかなど、見直してみましょう。

 

推測で物を述べていないか

思い込みで書いている内容はございませんか?ここは自分では気づけない部分でもあります。不安に感じるところは今一度調べてみたり、他者に記事を読んでもらうことをおすすめします。

 

稚拙なことを述べていないか

記事を読んでも、中身がない、何も得られないような文章になっていないでしょうか。当たり前の内容ばかりを文章にしても、読み手を惹き付けることはできません。

 

ステレオタイプな内容を述べていないか

ステレオタイプとは、「紋切り型」とも言われ、定型化された決まりきった形式を指します。紋切り型の表現の例を挙げると、「彼は顔を真っ赤にして怒った。」のような聞き慣れた表現です。こうした文章全体が、どこかで聞いたことがあるような内容になっていると、読み手は最後まで記事を読んでくれません。

 

他人の考えの受け入りになっていないか

他人の考えをそのまま記事にしたとしても、あなたが本当に理解していないと、間違った伝わり方、もしくは、内容が伝わりにくい上辺だけの文章になってしまいます。

 

結論が一般論になっていないか

ステレオタイプな内容と同様、記事の結論が一般論になってしまっていると、読み手は興味を削がれてしまいます。記事の結論はどうなっているか確認しましょう。

 

疑問だけで終わっていないか

読み手に疑問を投げかけたまま、それを説明せずに終わっている文章になっていませんか?

 

問題が発見できているか

取り上げたテーマの中で取り上げるべき問題点を把握できているか確認しましょう。読み手が気になっている主題を外してしまうと、記事は読まれません。

 

問題解決のための方法が述べられているか

問題が発見できていても、その解決策を提示できていなければ、読み手に疑問を投げかけたままと言えます。また、正しい解決方法を示しているのかも確認しましょう。

 

まとめ

文章構成は言うならば書きたい物を書くための地図です。せっかく地図を考えたのに、その地図の出来が悪いと間違った方向に進んでしまいます。地図を使う人が求めている地図を正しく作ってから、ゴールに歩いていきましょう。