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出版業界でキャリアを積まないとライターにはなれないと勘違いしている方は、意外に多くいます。もちろん、それは間違いです。ライターと全く関わりのない他の業種で働いていた経験が役に立ち、ライターとして活躍できるケースは多いです。

この記事では、なぜ異業種での経験が活きるのかを解説していきます。

 

1、異業種で働いていた経験を活かそう

出版業界では、「ライターになるなら他の業種で働いていた経験があったほうがいい」と言われています。

なぜかというと記事の読み手の多くはビジネスマンが中心だからです。つまり、ライターは一般的なビジネスマンの勤務体系や生活スタイルが異なることが多いため、ライター以外の職種で一サラリーマンとして働いていた経験が活きてくるのです。記事の読み手のことを知っていることが、執筆する記事に深みを与えます。

どんな働き方をして、どんなアフター5を過ごし、どんな休日を過ごしているのか。こういった背景を知っていることが立派な武器になり、また異業種で勤めていた時の人脈も取材や情報収集で活かすことができます。

 

2、異業種で働いていたときのスキルを活かそう

ライターの仕事しかしていないと、一般にビジネススキルとして必要とされる能力を学ばないまま過ごすライターもいます。スタッフ全体で雑誌を作るので、チームを機能させる力、初対面の取材相手と話すための会話力、聞きたい質問を引き出すための質問力、時間に追われないためのスケジュール管理能力などです。実は異業種で学んだスキルはライターの仕事をしていても十分に活かせるものです。

例えば営業を経験している方は、取材中に話をしてくれない人の心をほぐす話術や交渉力、スタッフ全体で雑誌を作るときのチームマネジメント能力を発揮しています。

このように異業種だからライターはできないだろうという偏見をなくし、自分の今まで培ってきたものを活かしライターの世界に飛び込んでみましょう。あなたにしか書けない記事がきっと見えてくるはずです。

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宮嵜 幸志

株式会社YOSCA 代表取締役 http://yosca.jp/ 東京都生まれ。前職のWEBマーケティング会社にて百を越えるWEBサイトを制作。さらに、数千のWEBサイトの制作指揮を行う。そこで得たWEBライティングの知見を活かし、現在は記事制作代行事業を展開中。また、フリーライターの養成にも力を入れ、執筆スキル向上のサポートなどを行っている。趣味はバスケットボール、読書、海外旅行。