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ライターにとって営業力はとても重要です。せっかく文章力があったとしても、営業力がないと記事を書くことができません。

ライターで必要な営業力とは、一般的な企業に必ずいる営業マンが持っているような能力ではなく、「仕事をもらうための自分を売り込む能力」のことです。この記事では仕事をもらえるライターになるための5つの行動をご紹介します。

【1】いつでもどこでも「私はライターです」と言う・アピールし続ける

これは当たり前ですが、あなたの名前だけでは、あなたがライターであるかどうかは相手はわかりません。自己紹介の時に必ずライターと名乗る習慣をつけましょう。出版社に限らず、ブログやWebを運営している企業もライターを探しています。どこから声をかけられるか分かりません。

最近は自己紹介の機会だけでなく、SNSやブログを通じて「私はライターです」という発信を行うことができます。周囲の人に「彼/彼女はライターをやっている」という印象付けを行っていけば、ふと記事が必要となった時に「彼/彼女に頼もう」と思ってもらえるかもしれませんよ。

 

【2】名刺を持ち歩く

先ほど「私はライターです。」と名乗る習慣をつけるように促しましたが、これとセットで必ず名刺を持ち歩き、渡すようにしましょう。名刺入れを持ち歩くのは基本ですが、プライベートでも名刺が渡せるよう財布に2〜3枚忍ばせておきます。万が一名刺が切れてしまった時のことを考え、かばんにも名刺を入れておくようにしましょう。

何気なく会話を始めた時でも、自ら率先して名刺を渡すようにします。Webやスマホの時代でも、名刺を渡すことで相手に覚えてもらえるということは今も昔も変わりませんからね。

 

【3】「忙しい」・「暇がない」は禁句

このワードは仕事の依頼が来なくなるNGワードです。他人からすると、

「忙しいなら他の人に頼もう」「自分の仕事の管理ができない人」「余裕のない人」

と印象付けてしまいます。「忙しい」というのはやることがたくさんあるありがたいこと、充実していることです。前向きに捉え、「充実していて幸せだ!」と笑顔で言えるようになりましょう。

 

【4】初めて依頼された相手からの仕事は断らない

仕事をむげに断ってしまっては、せっかく新しい人脈ができるチャンスを棒に振ってしまうことになります。その人からの紹介で仕事をもらうこともあるでしょう。最初の依頼を断ることは、依頼主からの信頼や、依頼主の人脈を使うことができなくなってしまいます。

「できない」ということは簡単ですが、「できない」と簡単に言う人には仕事が集まってきません。締め切りや報酬などでどうしても折り合いがつかない場合は、こちらから提案を添えて返答しましょう。

【5】飲み会、食事会、集会などには積極的に参加

あなたに仕事をくれる人はどこにいるか分かりません。だからといって、道行く人に「私はライターです。仕事をください」と言い続けることはできません。しかしながら、飲み会、食事会、集会ではその行為がしやすいです。異業種交流会、大学時代の友達との飲み会なら、あなたが今、なにをしているかをしっかり伝えることのできる場です。

人が集まる場所には積極的に参加し、自分がライターであるアピールをしましょう。

 

最後に〜人に興味を持てるか?〜

この5つはライター営業の基礎中の基礎です。

「ライター」や「物書き」というと、一人で黙々と仕事をする人というイメージがあり、社交性が不要であるかのように思われるかもしれません。実際、人と接するのが苦手だからライターに憧れる……なんていう人もいるのではないでしょうか。

しかしながら、今も昔も人との付き合いから仕事が舞い込むというのは変わりません。いかに人に自分のことを知ってもらうか、印象づけるか、仕事を一緒にしたいと思ってもらえるか……そこを考えることが、ライターとして生きていく上で必須の条件となります。(筆者の経験としても、いろいろな人と積極的に交流を図ろうとするライターの方が、書くスキルも高いという印象があります。人に興味があり、人をよく観察しているライターこそが、人に読んでもらえる文章を書けるのかもしれません。)

仕事をもらわない限りは自分のスキルも上達せず、ライターとしての実績も身につきません。積極的に売り込んでいきましょう!

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阿部 道浩

株式会社YOSCA取締役。1987年新潟県生まれ、2011年慶應義塾大学卒業。 大学在学中から、当時社員2名のモバイルサイト運営会社Berryにてインターンに参加。iPhoneアプリ開発からECサイト店長業務まで幅広くネットビジネスに関わる。大学卒業とともにBerryに正社員として入社、Webコンテンツの制作を担った。 2013年、宮嵜とともに株式会社YOSCAを立ち上げ、在宅で業務に当たる。趣味はランニング。