
文章には適切な長さがあります。長すぎてもいけないですし、短すぎてもいけません。
長すぎると文の構造が複雑になるため文法を誤ったり、読み手にとって理解することが難しくなります。短すぎる文は幼稚な印象を与えますし、文章にリズムがなくなってしまいます。
この記事では、文章の適切な長さとはどのくらいの長さなのか考えていきたいと思います。
1、適切な文章の長さとは
一般的に読み手に内容が伝わりやすい一文の長さは、およそ40文字と言われています。
もちろん手紙やメールなどによっても異なるのですが、およその目安として覚えておきましょう。
2、一文が長すぎる場合、文章を分割しよう
一文が長すぎる良くない例
「人間には考える力があり、この力は他の動物よりも優れているといえるが、なぜ人間だけこのような能力が備わっているかを考えるためには、まず人間ではなく他の動物から調査する必要があると考えている。」
一文を短くした場合
「人間には考える力があり、この力は他の動物よりも優れていると言える。なぜ人間だけこのような能力が備わっているかを考えるためには、まず人間ではなく他の動物から調査する必要があると考えている。」
文章を短くするためにはこのように文を分割する方法が有効です。「が」などの接続助詞で繋げるのではなく、一度文を終わらせ、「しかし」や「また」などの接続語で繋ぐと分割ができます。
3、短い文を連続させてはいけない
短い文が連続した場合
2013年になりました。世の中は情報化社会と呼ばれています。誰もがインターネットを使えるようになった。
短い文を繋げた場合
2013年、世の中は情報化社会と呼ばれるようになり、誰もがインターネットを使えるようになった。
短い文が連続すると幼稚な印象を与えてしまうのと、ぶつ切りになり文章にリズムが生まれません。(あえて短文を重ねて、叙情的にする場合もあります)
まとめると、
- 適切な文書の長さは約40文字
- 長文は読点で区切り分割する
- 短文を連続させない
これらのことに気を付けて文章を適切な長さにしていきましょう。
宮嵜 幸志
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