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「弁証法」という言葉を耳にしたことがあるでしょうか。「止揚」や「アウフヘーベン」という言葉で知っている方も多いかもしれません。

弁証法を使いこなせるようになると、意見の矛盾や対立が起こった時にそれらを高い次元に持っていくことができます。古くは古代ギリシャの哲学者、ソクラテスの対話にも見られたと伝えられています。

 

弁証法とは

弁証法とは、2つの考え方AとBが対立したり矛盾したりしている場合、2つの違いを乗り越えてより高い次元の結論を導き出すという考え方です。

 

弁証法の具体例

<例1>

家には固定電話があるが、 外に持ち運んで通話することはできない

外には公衆電話があるが、必要なときに必ずしもすぐ側にあるとは限らない

         ↓↓↓

家でも外でも使えて、必要なときにすぐに使える電話→「携帯電話」

 

<例2>

雨でも野球ができるようにドーム球場を作りたい。

野球は青空の下でやるものだ。

         ↓↓↓

晴れた日には青空の下で野球をして、雨の日はドームの下で野球ができる球場→「屋根が開閉できるドーム球場」

 

弁証法というと格式高いものに感じてしまうかもしれませんが、実は身近なもので使うことができます。

書いているうちに、相反する意見が頭の中で対立してしまうということがあったら、「弁証法という方法がある」ということを思い出して下さい。

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阿部 道浩

株式会社YOSCA取締役。1987年新潟県生まれ、2011年慶應義塾大学卒業。 大学在学中から、当時社員2名のモバイルサイト運営会社Berryにてインターンに参加。iPhoneアプリ開発からECサイト店長業務まで幅広くネットビジネスに関わる。大学卒業とともにBerryに正社員として入社、Webコンテンツの制作を担った。 2013年、宮嵜とともに株式会社YOSCAを立ち上げ、在宅で業務に当たる。趣味はランニング。