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連体詞とは

「連体詞」は、文中で体言の文節を修飾し、単独で連体修飾語になります。副詞と同様に活用がなく、自立語です。「連体詞」自体の種類は少ないですが、よく使う機会があります。

(例)ある日の晩に、わが家に招待した。(赤字が連体詞)

ほかに代表的な例は、「この」「その」「あの」「どの」です。「これ」は名詞ですが、「この」となると連体詞になり、名詞を直接伴うようになります。実は、皆さんが中学校の時に英語で学ぶ機会がありました。

1、This is my pen.(これは私のペンです。)

2、This pen is mine.(このペンは私のものです。)

この2つの英文で、”I”、”my”、”me”、”mine”を学んだとき、実は1の例文は指示代名詞「これ」を使い、2の例文は連体詞「この」を使っていたのです。

副詞と連体詞を上手に使う

「副詞」と「連体詞」は、文の意味を詳細に定めるはたらきをする点でよく似ています。一方で、「副詞」が連用修飾語になり、「連体詞」が連体修飾語になる点が異なります。これらを上手に使うことで、表現が豊かになり、具体的に説明できます。

例えば、

「人々がいる。」

という文であれば、

あらゆる人々がうじゃうじゃといる。」(赤字が連体詞、青字が副詞)

「あらゆる」という連体詞と、「うじゃうじゃ」という副詞を用い、具体的な状態を説明をすることができ、より多くの情報を伝えることができます。

連体詞はむやみに使いすぎると、読み手が理解できなくなる場合もあるので、使い方には注意しましょう。

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宮嵜 幸志

株式会社YOSCA 代表取締役 http://yosca.jp/ 東京都生まれ。前職のWEBマーケティング会社にて百を越えるWEBサイトを制作。さらに、数千のWEBサイトの制作指揮を行う。そこで得たWEBライティングの知見を活かし、現在は記事制作代行事業を展開中。また、フリーライターの養成にも力を入れ、執筆スキル向上のサポートなどを行っている。趣味はバスケットボール、読書、海外旅行。