
助詞には4種類あります。
- 格助詞(並立助詞、準体助詞もこれに含みます)
- 接続助詞
- 副助詞(係助詞もこれに含みます)
- 終助詞(間投助詞もこれに含みます)
ここでは「格助詞」と「接続助詞」について、例を挙げながら詳しく解説します。
格助詞
格助詞は、体言について文節と文節の関係を示すはたらきをします。また、用言に格助詞の「の」がつくことで、その文節を体言に準ずるものとするはたらきをします。
- 主語を示す 。「が」「の」など
(例) 雨が降る。 - 修飾語を示す 。「の」「を」「に」「から」など
(例) 彼はサッカーの日本代表だ。彼は渋谷に行く。 - 並立の関係を示す 。「と」「や」など
(例) 彼と彼女はオリンピックの金メダリストだ。 - 体言に準ずる文節を示す。 「の」「から」など
(例) 記事を書くのが好きだ。
接続助詞
接続助詞は、用言や助動詞についてその文節の意味をつなぐはたらきをします。また、接続助詞のついた文節は接続語になります。このとき、接続助詞は4つの意味に使い分けられます。
- 仮定の順接 「ば」「と」
(例) 晴れれば、山登りに行く。 - 仮定の逆接「と」「ても」など
(例) 雨でも、山登りに行く。 - 確定の順接「ば」「と」「ので」「から」など
(例) 雨が降ったので、山登りはやめた - 確定の逆接「ても」「けれど」「が」「ながら」など
(例) 悪天候だが、山登りに行った。
「仮定」とは事柄が想像上のことである場合で、「確定」とは、事柄が事実である場合です。
順接とは、前の事柄に対し順当な事柄が後に続く関係で、逆接とは、前の事柄に対し反対の事柄が後に続く関係です。
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阿部 道浩
株式会社YOSCA取締役。1987年新潟県生まれ、2011年慶應義塾大学卒業。 大学在学中から、当時社員2名のモバイルサイト運営会社Berryにてインターンに参加。iPhoneアプリ開発からECサイト店長業務まで幅広くネットビジネスに関わる。大学卒業とともにBerryに正社員として入社、Webコンテンツの制作を担った。 2013年、宮嵜とともに株式会社YOSCAを立ち上げ、在宅で業務に当たる。趣味はランニング。
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