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「で」という助詞はいろいろな用法を持っているため、さまざまな場面で使うことができます。しかし、いろいろな意味を持つがゆえに、用法が曖昧になってしまうことも。

ここでは「で」の7つの用法をご紹介しつつ、言い換えの方法についてもご紹介して参りましょう。

【1】場面を表す

会議発言する。 → 会議において発言する。

【2】材料を表す

このイスは木作られている。 → このイスの材料は木である。

【3】動作の主体を表す

みんな取り組むことが重要だ。 → みんなが主体となって取り組むことが重要だ。

【4】原因を表す

高熱学校を休んだ。 → 高熱のため学校を休んだ。

【5】状態を表す

寝不足仕事をする。 → 寝不足の状態で仕事をする。

【6】期限を表す

半年終わらせる。 → 半年以内に終わらせる。

【7】手段を表す

新幹線移動する。 → 新幹線を使って移動する。

選挙決まる。 → 選挙によって決まる。

最後に

「で」という助詞は、上記の例のようにさまざまな場面で用いることができます。

しかし、これらのすべての場面において「で」を使ってしまうと、単調な文章になってしまいます。「で」を適切に使い分け、読み手を飽きさせない文章を心がけましょう。

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阿部 道浩

株式会社YOSCA取締役。1987年新潟県生まれ、2011年慶應義塾大学卒業。 大学在学中から、当時社員2名のモバイルサイト運営会社Berryにてインターンに参加。iPhoneアプリ開発からECサイト店長業務まで幅広くネットビジネスに関わる。大学卒業とともにBerryに正社員として入社、Webコンテンツの制作を担った。 2013年、宮嵜とともに株式会社YOSCAを立ち上げ、在宅で業務に当たる。趣味はランニング。